田中ミノル式 ドラテク入門編 「スイフトを滑らせてみよう!」 in FSW に行ってきました。
こんなのに行ってきました。
田中ミノル式 ドラテク入門編 「スイフトを滑らせてみよう!」 in FSW
全国から(浜松や倉敷からも)14台のスイスポが集まりました。
私は午後の部で、午前中にも15台位集まったそうです。
この講習会はテールスライドさせてコーナー抜けようというのではなく、テールスライドしちゃうような状況でも安全にコーナーを抜けられるようになろう、そして公道ではオーバーステアな状態に絶対に入りこまないようになろうというのが最終目的です。
なので、まずはオーバーステアな状態を作り出せなければ話にならないわけで、差し渡し100m程のオーバルコースのコーナー部分に散水車で水をまき、31,32は横滑り防止装置カットのスイッチを押し、33は裏技でESPカットの状態にしてもらいます。
そして、オーバーステアな状態を作り出すには3つのことが必要。
1.十分な進入スピード。
2.適切な前傾角。(ブレーキの踏みすぎも駄目)
3.フロントを絶対に滑らせない。
もう、相反することを同時にやるような難しさですが、前日には少し雪も降ったような状況で一桁気温、濡れた路面にESPを切った状態なら嫌でもお尻出るでしょと思ったらこれが難しい。
前述の通り、テールスライドさせることが最終目的ではないので、揺り返しを利用したりサイドを引いてはいけない。
丁寧に運転しつつも後輪が耐えきれず滑り出すという状況を作らないといけない。
なので、十分な進入スピードというか、クリッピングポイントで十分な速度を維持しつつ、アンダーが出ないようにしなければいけない。
十分な進入スピードにとらわれると無意識にブレーキが強くなり、クリッピングポイントで十分な速度が維持できなかったり、アンダーステアが出たりする。
逆に抑えめのスピードで侵入して、その分ブレーキを弱めたほうが良かったり、なかなか難しい。
そして、軽くリアが滑った程度だと、無意識に切ったカウンターステアで収まってしまったり。
1回3分の走行時間の2回目でようやくクルッと180度ほどスピン。
無線で田中ミノルさんに「おめでとうございます。」と褒められる。
でも、自分の中では若干無理やりスピンした感が有り納得がいかない。
その後のミノルさんの座学を挟んで2度走行して、各走行で1回ずつはスピンすることができました。
走り終わって思ったのですが、ついついお尻を出そうという意識で走ってしまいますが、リアタイヤが静かに自然に限界を超えてグリップを失うという状況を作るには、オーバルコースの周回タイムをグリップ走行で上げて行く意識で走ったほうが良かったのかもしれません。
後半では田中ミノルさんが運転するデモカーに同乗させてもらい、お手本を見せていただくというのも有り、一緒に同乗する3人でのじゃんけんに勝利して助手席に座る権利を得たものの、同乗から技術を汲み取るのが昔から苦手なんですよねぇ。
どこを見ていたら良いのかわからないというか。
クルマの運転というのはどういう状況でどういう操作をしているのかというのが大事ですが、前を見ていれば状況はわかり、かかるGである程度どういう操作をしているかは類推できるかもしれませんが、Gは操作した結果でしか無いので、やはりどう操作したかは分かりづらい。
かといって、運転手のハンドルさばきや足元だけを見ていたのでは、クルマが置かれている状況がわからないので、何故そう言う操作をしたのかがわからない。
もしかしたら、後席でフロントウィンドウと操作を両方視界に収めたほうが良かったのかもしれませんね。
わかったのは次の一点。
最初に「グリップで走ってみるね」ということでコースに入っていきましたが、テールをすべらせようとして走っていた私より明らかに進入スピードが速い。
乗っていたのはデモカーで色々チューニングしてあるとは思うのですが、ホイールもタイヤも純正とのこと。
よく言われるように、クルマはタイヤでしか路面と接していませんから、どの速度で滑る滑らないといった話はフルノーマルの私のクルマとそれほど変わらないはず。
なので、思わず「この速度で曲がれるんだ」と言ってしまったら、「それはグリップの50%くらいでしか走ってない」という趣旨のことを言われてしまいました。
このクルマのポテンシャルは私が思っているより遥かに高いのですね。w
まぁ実際、前述のように一桁気温、濡れた路面、ESPオフという状況でも制御しきれないほどのアンダーもオーバーもそうそう出ないのですから、かなり素性のいいクルマということで、ESP入ってたらよほどのことがなければ、やばいことにはならないはずですね。
気になったのは立ち上がり時にアクセル踏みすぎてホイルスピンしちゃうことくらいでした。
で、前述の通り、この講習会の最終目的は、オーバーステア状態になってしまったクルマを立て直すことなのですが、4回の走行枠ではとてもとてもそこまで行きません。
この講習会は何度か行われているようなので、次回はいつになるかわかりませんが、また参加したいと思います。
速く走るという目的では、ニュートラルステアにいかに近づけられるかですし、安全に走るかという目的では、オーバーステアになったクルマをいかに立て直すか。
いずれのスキルも身につけたいところです。
田中ミノルさんの教え方が素晴らしいなと思うのは「怖い」を乗り越えろ!じゃなくて、「怖い」と感じたら一歩引いて、怖くないところからやり直す、また、頭が熱くなってると感じたら一度冷静になる、そんなやり方なところです。
私は頭が熱くなってこんなことになりましたからねぇ、、
新聞に載った?
頭でわかっていても体がそのように動かないことも認めて、少しでも精神的に負担の少ない方法を探したり。
今回、オーバーステアになったクルマを立て直すどころか、その前段階であるオーバーステアに持ち込むことも自在にはできない状況でしたが、オーバーステアになりそうというところで、あー来た来たみたいな感覚は感じられるようになったので、それだけでも収穫ですかね。
スイフトだけ(スポーツじゃなくても可)の講習会ですが、おすすめです。
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田中ミノル式 ドラテク入門編 「スイフトを滑らせてみよう!」 in FSW
全国から(浜松や倉敷からも)14台のスイスポが集まりました。
私は午後の部で、午前中にも15台位集まったそうです。
この講習会はテールスライドさせてコーナー抜けようというのではなく、テールスライドしちゃうような状況でも安全にコーナーを抜けられるようになろう、そして公道ではオーバーステアな状態に絶対に入りこまないようになろうというのが最終目的です。
なので、まずはオーバーステアな状態を作り出せなければ話にならないわけで、差し渡し100m程のオーバルコースのコーナー部分に散水車で水をまき、31,32は横滑り防止装置カットのスイッチを押し、33は裏技でESPカットの状態にしてもらいます。
そして、オーバーステアな状態を作り出すには3つのことが必要。
1.十分な進入スピード。
2.適切な前傾角。(ブレーキの踏みすぎも駄目)
3.フロントを絶対に滑らせない。
もう、相反することを同時にやるような難しさですが、前日には少し雪も降ったような状況で一桁気温、濡れた路面にESPを切った状態なら嫌でもお尻出るでしょと思ったらこれが難しい。
前述の通り、テールスライドさせることが最終目的ではないので、揺り返しを利用したりサイドを引いてはいけない。
丁寧に運転しつつも後輪が耐えきれず滑り出すという状況を作らないといけない。
なので、十分な進入スピードというか、クリッピングポイントで十分な速度を維持しつつ、アンダーが出ないようにしなければいけない。
十分な進入スピードにとらわれると無意識にブレーキが強くなり、クリッピングポイントで十分な速度が維持できなかったり、アンダーステアが出たりする。
逆に抑えめのスピードで侵入して、その分ブレーキを弱めたほうが良かったり、なかなか難しい。
そして、軽くリアが滑った程度だと、無意識に切ったカウンターステアで収まってしまったり。
1回3分の走行時間の2回目でようやくクルッと180度ほどスピン。
無線で田中ミノルさんに「おめでとうございます。」と褒められる。
でも、自分の中では若干無理やりスピンした感が有り納得がいかない。
その後のミノルさんの座学を挟んで2度走行して、各走行で1回ずつはスピンすることができました。
走り終わって思ったのですが、ついついお尻を出そうという意識で走ってしまいますが、リアタイヤが静かに自然に限界を超えてグリップを失うという状況を作るには、オーバルコースの周回タイムをグリップ走行で上げて行く意識で走ったほうが良かったのかもしれません。
後半では田中ミノルさんが運転するデモカーに同乗させてもらい、お手本を見せていただくというのも有り、一緒に同乗する3人でのじゃんけんに勝利して助手席に座る権利を得たものの、同乗から技術を汲み取るのが昔から苦手なんですよねぇ。
どこを見ていたら良いのかわからないというか。
クルマの運転というのはどういう状況でどういう操作をしているのかというのが大事ですが、前を見ていれば状況はわかり、かかるGである程度どういう操作をしているかは類推できるかもしれませんが、Gは操作した結果でしか無いので、やはりどう操作したかは分かりづらい。
かといって、運転手のハンドルさばきや足元だけを見ていたのでは、クルマが置かれている状況がわからないので、何故そう言う操作をしたのかがわからない。
もしかしたら、後席でフロントウィンドウと操作を両方視界に収めたほうが良かったのかもしれませんね。
わかったのは次の一点。
最初に「グリップで走ってみるね」ということでコースに入っていきましたが、テールをすべらせようとして走っていた私より明らかに進入スピードが速い。
乗っていたのはデモカーで色々チューニングしてあるとは思うのですが、ホイールもタイヤも純正とのこと。
よく言われるように、クルマはタイヤでしか路面と接していませんから、どの速度で滑る滑らないといった話はフルノーマルの私のクルマとそれほど変わらないはず。
なので、思わず「この速度で曲がれるんだ」と言ってしまったら、「それはグリップの50%くらいでしか走ってない」という趣旨のことを言われてしまいました。
このクルマのポテンシャルは私が思っているより遥かに高いのですね。w
まぁ実際、前述のように一桁気温、濡れた路面、ESPオフという状況でも制御しきれないほどのアンダーもオーバーもそうそう出ないのですから、かなり素性のいいクルマということで、ESP入ってたらよほどのことがなければ、やばいことにはならないはずですね。
気になったのは立ち上がり時にアクセル踏みすぎてホイルスピンしちゃうことくらいでした。
で、前述の通り、この講習会の最終目的は、オーバーステア状態になってしまったクルマを立て直すことなのですが、4回の走行枠ではとてもとてもそこまで行きません。
この講習会は何度か行われているようなので、次回はいつになるかわかりませんが、また参加したいと思います。
速く走るという目的では、ニュートラルステアにいかに近づけられるかですし、安全に走るかという目的では、オーバーステアになったクルマをいかに立て直すか。
いずれのスキルも身につけたいところです。
田中ミノルさんの教え方が素晴らしいなと思うのは「怖い」を乗り越えろ!じゃなくて、「怖い」と感じたら一歩引いて、怖くないところからやり直す、また、頭が熱くなってると感じたら一度冷静になる、そんなやり方なところです。
私は頭が熱くなってこんなことになりましたからねぇ、、
新聞に載った?
頭でわかっていても体がそのように動かないことも認めて、少しでも精神的に負担の少ない方法を探したり。
今回、オーバーステアになったクルマを立て直すどころか、その前段階であるオーバーステアに持ち込むことも自在にはできない状況でしたが、オーバーステアになりそうというところで、あー来た来たみたいな感覚は感じられるようになったので、それだけでも収穫ですかね。
スイフトだけ(スポーツじゃなくても可)の講習会ですが、おすすめです。
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