「宇宙よりも遠い場所」感想（ネタバレなし）: shigeの言いたい放題

2018年03月29日

「宇宙よりも遠い場所」感想（ネタバレなし）

TOKYO-MXで放送していた「宇宙よりも遠い場所」を見終わった。

一言で言えば南極を目指す女子高生の物語。

HDDレコーダーの機能で録画された第一回を見たら南極と女子高校生という組み合わせが気になり続けてみることに。

連続した平凡な日常を打ち破りたいと思っていた女子高生、玉木マリ（キマリ）と、母が消息を絶った南極に行きたいと強く願うキマリと同じ高校に通う小淵沢報瀬が出会う所から物語は始まる。

報瀬の突拍子もない目標に驚きながらも自分も南極に行きたいと願うキマリ。

その二人に巻き込まれるように更に二人の女の子が仲間になる。

その４人、それぞれに「友達」というものに問題を抱えていたことが徐々に明らかになって行く。
そして、出会ったばかりの４人はほんの数か月の間にかけがえのない「友達」へとなって行く。

一見、女子高生を主人公としたドタバタ萌えアニメのようだが、そのテーマは深い。

報瀬の母、貴子と共に南極に行っていた大人たちも南極に強い思いを抱き、報瀬にも貴子の姿を重ね、複雑な思いを抱く。

笑いも有りながらも、毎回１度は泣かされる感動的なドラマ。

息子に解説しながら泣き笑いながら鑑賞した。

しかも、「ずっと友達」「ずっと一緒」では終わらない。
それぞれに一人で歩き始めて物語は終わる。

「南極」についても国立極地研究所の協力も得てちゃんと描かれている。

実にすばらしい物語だった。