読書感想「ロードバイク 本音のホイール論」

サイクルスポーツ誌などに寄稿している自転車ライターの吉本 司氏と元シマノ・ホイール開発担当の田中良忠氏の共著となるホイールに関する本。
書店で偶然目にしてなんとなく気になり即購入。

5章あるうちの、第1章と第5章で吉本氏がホイールの歴史や感覚的な話を、第2章から第4章までで田中氏が技術的な話を書いている。

やはり気になるのは田中氏の技術的な話。

色々となんとなく思っていたことの裏付けとなる話や、これまでの俗説を覆す話が出てくる。

カーボンは壊れやすいというイメージは材質的な問題では無く、軽さを重視しすぎたために強度が不十分な製品を出していたためだとか、同じ太さの棒の引っ張り強度で言えば、カーボンはアルミの10倍ほどの強度があるとか。

リムの重さは世間で言われているほど走りに影響しないとか、むしろ同じ構造であれば重い方が剛性が上がるので走りが良くなる可能性が高いとか。

なかなか、今後のホイールに関する見方が変わってくる内容です。


ということで、「アルミのセミディープ位のホイールで十分。」だった私の思いは今、「カーボンディープリムホイール欲しい」だったりします、、、

ホイールの本当の所を知りたい方にはお勧めの本です。


ロードバイク本音のホイール論
洋泉社
吉本 司

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